理科教育(小)実技研修会 終了

テーマ 「これは授業で使える!! 化学分野の実験」
日 時 平成23年7月1日(金) 15:30〜17:00     
会 場 北海道立教育研究所附属理科教育センター    
講 師 近藤 浩文 氏(北海道立教育研究所附属理科センター化学研究班 主査)
参加者 26名     
研修会

ようす
 
     
    講師を務めていただいた近藤先生です。
   実験「空気の体積変化」

 丸底フラスコの中の空気を温めたり冷やしたりして、体積の変化の様子を観察します。

 実際の授業では、シャボン玉がどのように変化するのかを予想したり、シャボン玉が膨らんだり縮んだりする理由を確かめる方法を考えさせてから実験を行うのがポイントだそうです。
  実験「フラスコの噴水」

  上の実験をさらに発展させ、温度による空気の体積の変化を利用して、フラスコの噴水を作ります。

 途中からは、どのグループが天井まで水を吹き上がらせることができるか、試行錯誤を繰り返しました。

 そして、とうとう一つのグループの噴水が天井に到達!

 「より高く水を噴出させるには…?」を子どもに考えさせる授業は、大いに盛り上がりそうです。

 ほかにも「もののかさと温度」に関わるものでは、ペトリ皿を利用した空気の温まり方の実験を紹介していただきました。
 
   実験「クッキングペーパーを利用した簡易的な水溶液の実験」

 次は水溶液の性質に関わる実験です。紫キャベツの色素を抽出した液にクッキングペーパーを切ったものを浸します。 
 それを、ラミネート加工した台紙に置き、身の回りにある様々な性質の水溶液(トイレ用洗剤、パイプ洗浄剤、食酢 等々)を、点眼びんや手作りの「ポリエチレンピペット」(後に作り方も教えていただきました)で滴下させ、変化を見ます。


 100円ショップなどで手に入る簡単なものを利用すると、様々な「これは使える!」という実験道具になることをご紹介いただき、とても楽しく、有意義な研修会となりました。

 近藤先生、ありがとうございました!